U23ライダーのラクラン・モートン氏は、オーストラリアのサイクリング界に彗星のごとく現れた新星でした。彼が2013年からのワールドツアーチーム ガーミン・シャープと契約を交わした時には誰もが注目しました。レーシング界に2年間君臨したあと、彼は期待された実績を残すやる気を見出すことができなくなり、その後引退してしまいます。
長期間レースから遠ざかったあと、サイクリングへの愛情を再び見つけたモートン氏。兄のアンガスとともに、シドニーから、オーストラリア人の魂のふるさとウルルへと走る様子を「ゼアアバウツ」というドキュメンタリーに収めました。
この「基本に戻る」というアプローチは、若くして引退したガスがサイクリングへの愛に再び火をつけたきっかけでもありました。兄弟は全米国内チーム ジェリー・ベリー−マクシスと2016年に契約し、一緒にボールレーシングを行ないました。サイクリングとレースに対するこの新鮮な解釈が奏功し、ラクランはツアー・オブ・ユタで劇的な勝利を収めます。
2017年には、ラクランはディメンション・データと契約したあとワールドツアーで優勝。しかし、その過程に進む前に、モートン兄弟は旅を続けるという希望を叶えました。
「ゼアアバウツ3」の中で、ガスとラクランは、これまで数々の優秀なロードサイクリストを輩出してきたコロンビアに旅発ち、その難しい道と素晴らしいサイクリング文化を体験しています。この作品は、ふたりの兄弟がどのようにプロレーサーとしてカムバックしたのか、ラクランがワールドツアーに向けてどのように準備しているかを物語る、彼らの個人的なストーリーでもあるのです。